若杉文壺 わかすぎもんつぼ

高30.9cm 径25.3cm 15世紀前半(室町時代) 珠洲市立珠洲焼資料館蔵

14世紀末ころから珠洲焼は衰退期に入ります。この時期の中壺は、なで肩が進むことが特徴で、越前焼の影響が見てとれます。肩に2本の樹木のような刻画があり、右上は葉が生い茂り、左下は枯木または幼木を表しているとみられます。越前焼にも同様の刻画が認められ、この時期に好まれたモチーフなのでしょう。

平安

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