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珠洲焼 Suzu Ware 2019

櫛目印花格子文壺 13世紀 / 珠洲焼資料館蔵 / 撮影:大川裕弘

2019年秋、
珠洲焼の魅力を新たに発見!
展覧会と多彩なイベントを、
東京・渋谷石川・珠洲で開催

2019.9.18–29
渋谷ヒカリエ [東京・渋谷]
2019.10.5–11.10
珠洲焼資料館ほか [石川・珠洲]

中世・環日本海の文化が育み栄え、
忽然と消えた黒いやきもの

珠洲焼(すずやき)は、平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に能登半島の先一帯(現珠洲市および旧内浦町)で生産された、中世日本を代表するやきものの一つです。

そのつくり方は、古墳時代中期に大陸の陶工が伝えた須恵器(すえき)の系統を継ぐもので、(うわぐすり)を掛けず、土の姿のまま酸素の少ない「還元焔(かんげんえん)」で焼き上げていきます。原料の土に含まれる鉄分により表面は青灰から灰黒色に発色し、その上に燃料である薪の灰がふり掛かったものが()けて自然釉(しぜんゆう)となり、独特の景色を生み出します。

珠洲焼は14世紀に最盛期となり、日本列島の4分の1を商圏とするまでの規模になりました。しかし戦国時代15世紀末に忽然(こつぜん)と姿を消し、長らく「幻の古陶」と呼ばれてきました。

昭和54年(1979)、珠洲焼は約500年ぶりに復興しました。平成元年(1989)には石川県の伝統的工芸品の指定を受けています。

それ以後は窯元や陶芸家も増え、新たな珠洲焼の歴史を刻んでいます。中世の製法に則り、無釉(むゆう)の黒灰色の()()めを基本としながら、現代のやきものにふさわしい多彩な技が加わり、作品が生み出されています。

本年は、珠洲焼復興40周年および珠洲焼資料館開館30周年を記念し、東京と珠洲の会場でさまざまな展覧会やイベントを開催いたします。2019年は、これまで珠洲焼をご存じなかった方はもちろん、珠洲焼のファンの方にとっても、新たな珠洲焼の魅力を発見できる年になります。中世・日本海の心を伝えるやきもの、珠洲焼をご堪能ください。

 

古陶の名品に触れる・知る

珠洲会場

珠洲焼 – 中世・日本海に華ひらいたやきものの美

2019年10月5日(土)~11月10日(日)

9時〜17時
会期中無休

会場

珠洲焼資料館

珠洲焼と芸術祭 アートツアー

10月5日(土)、6日(日)、19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)

珠洲焼資料館と珠洲焼館、珠洲焼窯元、奥能登国際芸術祭作品を巡ります。

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珠洲焼×花・上野雄次

10月12日(土)、13日(日)

珠洲焼古陶に生け込みを行う公開パフォーマンスと、花が生けられた現代の珠洲焼作品展を開催します。

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珠洲焼×茶・半澤鶴子

10月25日(金) 〜 27日(日)

全国を行脚する茶事の出張料理人が、珠洲の食材と珠洲焼を使い、茶事と講演を開催します。

「お菓子づくりと、珠洲焼で一服」「名残の茶事」 「半澤鶴子講演会」

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2日限りのレストラン&マルシェ

10月12日(土)、10月13日(日)

奥能登国際芸術祭2017で生まれた「さいはてのキャバレー」を会場にして、米田岳人[ぶどうの木(金沢)総料理長]が、地元の食材を使った料理を珠洲焼の器で提供。外では奥能登の豊富な食材が並ぶマルシェを開催します。

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珠洲焼シンポジウム

10月12日(土)

パネルディスカッション:吉岡康暢、荒川正明、森由美
パフォーマンス:上野雄次
トークイベント:常盤貴子、泉谷満寿裕、篠原敬

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茶道具展

10月25日(金)〜11月4日(月・祝)

@珠洲焼館

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珠洲焼まつり

10月12日(土)、13日(日)

現代の珠洲焼を展示し、陶工自らが販売。創意あふれる競演が見どころです。

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珠洲焼講座 & 学芸員による作品解説

10月6日(日)、20日(日)、11月3日(日)

橋本秀一郎
「珠洲焼の誕生と復興」
西山郷史
「珠洲古陶の時代—若山荘」
平田天秋
「珠洲焼の歴史と研究者たち」

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