広口小壺 ひろくちこつぼ

高18.8cm 径21.8cm 15世紀前半(室町時代) 珠洲市立珠洲焼資料館蔵

器高を胴径が上回る、押しつぶしたような球形の広口小壺は、14世紀後半から15世紀にかけてよくつくられています。常滑焼(とこなめやき)のいわゆる不識壺(ふしきつぼ)に近似した、室町時代に流行した器種のようです。本品は、たっぷりと掛かった灰白色の自然釉が熔けて流れている、珠洲焼としては非常に珍しい一品です。

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