珠洲におよそ500年ぶりにやきものの窯に炎がついたのが、1978年。以来、40年あまりの間に、やきもののつくり手が育ち、また、ほかの土地からの移住者も合わせ、現在は40名以上に及ぶ、大きな産地に育ちつつあります。中世の技法につづく叩きや炭化焼成など伝統的な技法でつくる壺から、現代的なデザインの器まで、さまざまなやきものを楽しんでいただけます。
中世・12〜15世紀に栄えた珠洲焼。いまでも豊かに残された自然や祈りの場が残されたこの土地、古(いにしえ)の壺から復元した技の数かずは、私たちを中世への誘います。