秋草文壺 あきくさもんつぼ

高32.6cm 径26.6cm 12~13世紀(平安~鎌倉時代)

ススキやつる草が軽いタッチで描かれています。刻画壺は常滑焼(とこなめやき)などの瓷器系(しきけい)のやきものの影響を受けてつくられ出したと考えられています。器形や焼成から珠洲焼と判断されますが、叩き成形ではないことや粘土の調合が異なるなど、一般的な珠洲焼と相違する部分もみられます。これは刻画とともに当初は瓷器系の製作技法も取り入れた、試行段階の作品ではないかと思われます。

平安

平安~鎌倉時代

鎌倉時代

南北朝時代

室町時代