双耳壺 そうじこ
高43.6cm 径32.2cm 15世紀前半(室町時代) 珠洲市立珠洲焼資料館蔵
室町時代には、茶壺タイプの四耳壺のほか、大小さまざまの双耳壺が焼かれています。本品はその内でもっとも大きい双耳壺です。焼き締まりがやや甘く、灰色になっています。研磨壺の一種ですが、胴下部に残る叩き目の状態から考えると、削り磨いたというより固くなる前にナデて均したという雰囲気です。珠洲市内の中世墓から蔵骨器として出土しました。
室町時代には、茶壺タイプの四耳壺のほか、大小さまざまの双耳壺が焼かれています。本品はその内でもっとも大きい双耳壺です。焼き締まりがやや甘く、灰色になっています。研磨壺の一種ですが、胴下部に残る叩き目の状態から考えると、削り磨いたというより固くなる前にナデて均したという雰囲気です。珠洲市内の中世墓から蔵骨器として出土しました。